「とさのうと」をきっかけに会話や笑顔がうまれる(高知市高須東町、JA高知市本所)
日本の農業を伝える 
  JAは「Japan Agricultural Co―operatives」の略で、日本の農業と自然環境、そして国民の食を守ることを旨とする、農業協同組合の愛称である。JAグループ高知の組織は、地域に根差す県内15JAと、JA高知中央会・JA全農こうち・JA共済連高知県本部・JA高知厚生連・JAバンク高知信連・高知県園芸連の各連合会や関係団体で構成し、地域に密着しつつ暮らしを取り巻くさまざまな事業を行っている。
   JAは農家を中心とする組合員のための組織だが、農業従事者でなくても組合員になり、JAの事業サービスを利用することができる。しかしながら、一般消費者にはJAの役割や事業内容が浸透していない一面もあり、どのようにして理解を深めていくかが課題となっている。
 「とさのうと」は、JAグループ高知が取り組む「食のネットワーク事業」の一環としてスタートした。「食のネットワーク事業」とは、生産農家と一般消費者、加工品業者やレストランなどの法人をネットワークでつなぎ、農産物と人を情報で力強く結んでいこうというプロジェクトである。
 その取り組みに当たっているのが、JAと各連合会の代表者からなる「食のネットワーク運営協議会」のメンバー14人。その中で、「農家以外の人に高知の農業を伝えていくためには、何をするべきか?」と考えた結果、目に見えるもの・手渡すことができるものを、自分たちの手で作ることに決めた。方向性を模索し会議を重ねる中で、いつでも手に取ってもらえる「本」のカタチに決まり、「農」と「人」をつなぐ、その名も「とさのうと」が誕生した。


「とさのうと」刊行から1年  読者と共通する思いが宝
芸西村で栽培ピュアブルー

2011年(平成23年)9月25日(日曜日)高知新聞掲載分

   2010年9月に第1号を刊行し、3カ月に1度の発行を続けている「とさのうと」。農と人を結ぶ冊子として、JAグループ高知「食のネットワーク運営協議会」が企画・発行を行っている。創刊から1年がたち、読者の支持が増えるとともに、これからの課題も見えてきた。「とさのうと」に込めるJAの思いと、実際に「とさのうと」が果たす役割について聞いた。  

1 / 2

次のページへ

みどりの広場TOPへ