2010年(平成22年)4月25日(日曜日)高知新聞掲載分

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Uターンの今橋さん 花作りに「やりがい」

マンツーマンで指導   
   高知市内の建設・造園業の会社に勤めていた今橋淳さん(33)は、昨年4月に故郷の須崎市に戻り、クジャクアスターの栽培を始めた。農業を営む父と兄からビニールハウス2棟を譲り受け、国の新規就農者を補助する制度を活用してボイラーを設置し、スタートした。何もかも初めてで、クジャクアスターの生産者で作る研究会に所属し、仲間や兄にアドバイスをもらいながら日々花と向き合った。
   JAの営農担当者と就農支援担当者も、たびたび今橋さんのハウスを訪れ、マンツーマンで手取り足取りの指導。病気や害虫の見極めと対処法、施肥、せん定の仕方、日照時間の調整、収穫のタイミングなど、学ぶことは多かった。日々の作業と生育の様子をつぶさに記録し、そのデータをもとに毎回新しい工夫をしながら、より商品価値の高い花を目指している。
   花の収穫は、「咲く手前」の一瞬をねらうため、作業は真夜中に始まる。切り取った花の下葉をとり、束ねて箱詰めし、JAに出荷するのが午前7時。昼間はほかの作業に追われ、収穫期の1カ月間はほとんど寝る間がない。
   作物に合わせて仕事の時間が決まることや、収穫があって初めて対価を得られること、そして頑張れば頑張るほど収入を増やせることなど、サラリーマンとはまったく違う仕事の苦労や魅力があると話す。
   「モノづくりはおもしろい。作る過程も楽しいし、出来上がったら達成感もある。やりがいを感じています」。2年目に向けての意気込みも大きい。

           
                                3度目の収穫に向けて育成中の今橋さん。「今回は新しい試みも」と意気込む

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