田んぼに入っての田植え作業=同年6月
収穫後のサツマイモパーティー=2009年11月

2010年(平成22年)2月28日(日曜日)高知新聞掲載分

   JAグループ高知は、全JAで「食農教育プラン」を策定し、さまざまな教育活動を行っている。その中に、消費者参加型の農業体験と農業に関する教育を行う事業「あぐりスクール」がある。JAバンクの資金協力を得て、現在六つのJAで行われており、農業への理解・関心を深める場として参加者から高い評価を受けている。

一年通じ農業体験 

  JAは、農業と農村を基盤に置く組織として、生活の根幹である「食」と「農」についての理解を深める活動を行っている。作る人の気持ちを考え、感謝して食べることの意義を感じてもらおうと、各地のJAで食農教育活動を推進している。

 2月6日で1年間のカリキュラムを終了した「JA四万十あぐりスクール」は、JA全体、そして地域全体で支える教育活動に成長している好例。校長でもあるJA四万十組合長の武政盛博さんは、「作物を育てる苦労があってこそ収穫の喜びがある。大切な命をいただく重さを実感してほしいと願い続けてきた。その思いを地域ぐるみで共有できた」と話す。

 スクールの運営にはJAの全職員が何らかの形でかかわるとともに、農業のプロである青壮年部がほ場での指導にあたる。JA職員と組合員が一緒に活動することの意義も大きい。

 
2009年度は小学生48人が参加し、コメやサツマイモ、大根などを育てて収穫した。さらに、協力し合って料理を作り、その実りをおいしくいただいた。活動はすべて班単位で、学校も学年も異なる9〜10人の班の中で、まずは友だちづくりから始めた子どもたち。得たものは大きかったようだ。




  お母さんが「いろんな経験をさせたいと思い、無理やり参加させました」という、3年生の浜田息吹くんは、「田植えは初めて。最初はぬるぬるして気持ち悪かったけど、すぐにおもしろくなった。またやりたい」と、来年度の参加にも意欲的だ。
「あぐりスクール」で食農教育

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